気がつけば秋の夜。

夏休みに力尽き、ブログを放置してしまっていた。

夏休みがこんなに過酷なものとは、子どものころは知らなかった。子どものころは勝手に過ごしていたような気がしていたのだが…こんなにも親に負担がかかるものだったろうか?子どもらの性格によるものだろうか、あるいは時代によるものだろうか。

その一方で、夏から秋にかけては、くんちのことばかり考えていた。去年、息子がコッコデショに出て、私自身もサポートや付き添いに明け暮れたので、今年は気楽に見物と思っていたが、驚くべきことに、中央公園での「くんちの夕べ」の解説をすることになったのだ。あの「越中先生」の後任である。なんども着付けや集合に間に合わない夢を見つつ、なんとか当日にたどり着いた。蓋を開けてみれば、準備していたことの半分も話さず終わったが、自分が小さいころに遊んでいた公園でくんちの解説をするなんて、半世紀近く生きているといろいろあるものだ。自分が読んだり書いたりしていることについて、まだぜんぜんのペーペーだと思っていたし、知れば知るほど知らないことの多さや考えの足らなさに愕然とするばかりだが、一方ではそれなりに人に見せたり話したりできることも増えたのだと、もうちょっと自分自身のことをとらえたほうがいいのかもしれないと思いつつ、あれも読んでないこれも読んでないと途方に暮れる秋の夜。またコツコツと、いろんなことを考えたり書いたりしていきたい。

友だちが客席から撮ってくれた写真。こうして見ると、まぁ、立派なオバハンである。友だち曰く「髪のモリモリがよかった」らしい。どうしても「ルチ将軍」と思ってしまうが。